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ペーパークラフト設計・製作

BRDM-2偵察戦闘車 ダウンロード&組立解説AFV


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切取り・折り線図の確認

切取り・折り線図(PDFファイル)を表示します(クリックしてください)

  

組立説明

      <目次>      

■道具及び組立ての準備

 まずは道具です。参考までに今回の完成サンプルの組立てに使用した道具をご紹介します。
 ① ハサミ:刃先が薄く細めのものが適します(写真は刃物のまち関市のメーカー製)。
 ② カッター:私の場合ほとんど使用しませんが、円形に切り抜くところなどでは必要です。
 ③ 定規:紙に折り目をつけたり直線をカッターで切る際に使用します。
  ※カッターと併用する場合、金属製でなく樹脂製で厚めの定規にしましょう(安全面)。
 ④ 書けないボールペン:紙に折り目をつけます。0.5よりは0.7mmの方がおすすめです。
 ⑤、⑥、⑦ 紙の断面を着色するためのペン:今回はこの3本しか使用していません。
 ※⑤のコピック(色はC-5)は、油性のため紙に滲みますが、戦車の場合には悪くないでしょう。
 ※⑥は呉竹のカラー筆ペンで、水性顔料インクで滲まず最高です(ただし単品入手に難)。
 ※⑦は呉竹の軟筆タイプの筆ペンです。四駆車のタイヤの裏側にのみ使用。
 ⑧ ピンセット:必須です。これが無いと細かい部品は組めません。
 ⑨ 耳かき:接着時に手の入りにくいところを押さえるのに用います(他で代替可)。
 ⑩ (ボンド又はセメダイン木工用の)速乾タイプ:含有水分が少なめで紙がふやけにくいです。
 ⑪ Gクリヤー:塗布後に十分乾いてから接着すると貼った後でも剥がせるようになります。
 ほかに写真に写っているカッターマットのほか、ルーペなど。
 また、印刷用紙は0.2mm前後の厚さのマット紙が適しています。

 下の画像は部品を切り取った後の紙の余白を菱形に切ったもので、接着剤を塗布するためのヘラとして用います。大量につくってどんどん使い捨てします。




■本体(基本部品)の組立て

 まずは切り抜きです。道具は作例では部品2と8を除き全てハサミを使用しております。部費2と8の切り抜き部分は、部品全体を切り出す前に忘れずにカッターナイフで抜きましょう。


 円形の切り抜き時には、カッターは少しずつ真っ直ぐに動かし、紙の方を回転させるのがコツです(下の画像はT-72のときの例で、カメラを固定した状態で撮影)。

 切った紙に折り目を付けていきます(作例では0.7mmの書けないボールペンを使用)。


 次に紙の断面に着色します(作例ではコピックのc-5を使用)。


 基本的に部品番号の順に組み立てます。まずは部品1を組み立てて形状を整えます。


 細かいノリ代は、ピンセットで折り曲げて、少しずつ接着していきます。







 次に部品2です。


 前輪タイヤの裏側は、黒く塗っておきます。


 接着前に折り線を折って形状を整えます。タイヤの接地面はピンセットを軽く押し当てて緩く曲げます。



 各部を少しずつ接着していきます。





 次に部品3と4です。これまでの手順と同じく、後輪タイヤも裏を着色し、あとは少しずつ組み立てていきます。







 砲塔と車体をつなぐターレットリング(部品5,6)を組み立てます。先に内側を組み立てて、外側は緩過ぎず、きつ過ぎないように実際に巻き付けながら接着します(使用する紙の厚さによって、きつさが変化するので現物合わせします)。




 これまで組み立ててきた車体の各部を接着します。部品1と2は完成後の見映え重視(紙の切断面が目立たないノリ代配置)のためノリ代が複雑にかみ合う形になっていますので、少しずつ接着していきます。







 車体にターレットリング(部品6)を接着します。接着時にはピンセットでノリ代を押さえると便利です。



 車体後部を接着します。


 車体底面を接着します。


 部品10の収納式波切板を接着します(部品10は裏面を着色してください)。





 次に砲塔です。先に組み立てた部品5(ターレットリング)のほか、7~9を組み立てます。







 砲塔を車体に差し込んで、本体は完成です。ひとまずはおつかれさまでした!



■選択部品の組立て(その1)


 先ずは、細くて細かい部分ですが、アンテナ(部品11)です。裏面を着色して垂直に立つよう取り付けます。



 ハッチ類は、部品12が車体前面、部品13が上部です。ハッチの裏面を着色して(グレーで良いでしょう)組み立てます。



 不整地走破用の展開式補助輪は、脱着式です。裏表両面の貼り合わせ式ですが、裏面着色はしっかり行いましょう(切取りの際に微妙に裏表がズレますので)。









■選択部品の組立て(その2:独立式前輪)

 BRDM-2は、その大きなタイヤが特徴的ですが、やはりタイヤが車体と一体化しているのは模型的にチープであるとお感じの方のために、独立式の前輪をご用意しました。
 これは左右のタイヤがしっかり連動して向きを変更できます(ただし組み立てやすさ優先のため、縮尺的にタイヤに比べてシャフトなどが大きめのため若干しか向きは変更できません、ご容赦ください。)


 独立式前輪を使う場合、本体の最初の段階から組立てを行う必要があります。
部品1はシャフトを取り付ける部分を切って形を整えます。



 部品2は、一体化している前輪の部分を切り取ります(写真の黄色い線を切ります)。
部品1はシャフトを取り付ける部分を切って形を整えます。



 部品16~18を組み立てて部品1に取り付けます。その他の手順はこれまでと同様です。









 比較的組立てが容易な車両ですので、いろいろお楽しみいただければと存じます。



 以上でBRDM-2の組立説明は終了です。おつかれさまでした。